Religious Education

教育の特色

教育の特色

宗教教育

学園生活の一日は「祈り」に始まり、「祈り」に終わります。本学園では一日の始まりに「静粛の時間」と「祈り」の時間があります。目を閉じ、音楽を聴きながら黙想する5分間。静けさの中で自分の心と向き合い、落ち着いた気持ちで一日を始めます。自らを深くかえりみる時間は、生徒一人ひとりにとって気づきを与えられる貴重な機会です。

仙台白百合学園の「宗教教育」へのこだわり

① 宗教音楽とのふれあい

 本学園では、静粛の時間の聖歌以外にも、高校になると、カリキュラムの中に「宗教音楽」が盛り込まれます。「宗教音楽」は人が人として成長する土台を築くために大切な学びです。

② 修養会・福祉講話会

 修養会では神父様を通して聖書のことばを深く味わいます。自分と向き合い、生き方を考える時間です。福祉講話会では 「いの ちへのまなざし」 というーマのもと講話を聴き、いのちの尊さ・人とのつながりについて考えます。「いのち」について見つめ直す大切な時間です。

③ 平和の大切さを考える研修旅行
(高2・長崎※2022年度の場合)

 人類史上2回目の原爆投下を受けた長崎の地にて、平和の大切さといのちの尊厳について考えます。世界文化遺産に登録された潜伏キリシタン関連遺産を訪れ、世界の平和を願ってお祈りを捧げます。

女子教育

 遥か327年前、フランスのルヴェヴィル・ラ・シュナール村で産声を上げたシャルトル聖パウロ修道女会が設立母体の白百合学園は、修道会創立当初の心を受け継ぎ、「愛の心を持って人類社会に奉仕できる女性を育成する」ことを使命とした教育を展開しています。

仙台白百合学園の「女子教育」へのこだわり

① 女子は女子の中でこそ伸びる

 異性の目を気にすることなく、善いと思った言葉を発し、行動することで、生徒一人ひとりの個性を伸ばし、自己肯定感を育みます。

② 真のリーダーが育ちます

 部活動や生徒会活動、学園祭や体育祭のような行事もすべて準備から片付けまで女子だけの力で運営するのが当たり前の学校生活。そこには、女子ならではの気付きとコミュニケーション力で生き生きと活躍する生徒の姿があります。

③ 別学ならではの効率の良い指導

 共感脳に長けていると言われる女子・地道にコツコツ努力タイプが多いと言われる女子・コミュニケーション力に優れていると言われる女子、長年の女子教育経験で培われた指導法を駆使した教育を実践します。

国際教育

 ネイティブスピーカーの先生による英会話授業、海外の方をお招きして行うグローバルデイなどの活動を通して、世界中で活躍することができるグローバルな人材を育成します。

仙台白百合学園の「国際教育」へのこだわり

① 夏の海外研修(中学)

 中学校全学年の希望者を対象に、夏休み中に短期の海外研修を行います。研修先(国)は在学中の3年間、毎年変わります。精神的な強さと自発的な行動力を身につけるだけでなく、課題解決能力と語学学習の意欲を高めます。

② フィリピンの海外姉妹校への研修旅行(高校)

 フィリピンにある姉妹校のSt.Paul College Pasig校とは、隔年で、本校への訪問と、本校が9泊10日で訪問する研修旅行「フィリピン・ボランティア・スタディー・ツアー」(希望者対象)が行われ、互いにホームスティ等をしながら生徒間の交流を深めています。

③ 「平和」や「絆」を考えるポーランドとの文化交流

 東日本大震災を機に始まった友好関係を深めることを目的に、ポーランドのクラコフ日本語学校及び聖プレゼンテーション学園を訪問するプログラム(希望者対象)では、現地にホームステイをし、「絆」「平和」をテーマに文化交流をします。また、2012年からはポーランドの生徒たちが本校を訪問するようになり、姉妹校と同様の交流おプログラムが始まりました。この他、3カ月間の個人留学生の受け入れも始まり、交流はさらに発展しています。

④ 海外留学生のホストファミリーになることで異文化と触れあう

 長期(1年)、短期(3カ月、2週間)の留学生受け入れを行っています(タイ、インド、ベネズエラ、ラトビア、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど)。必要に応じてホームステイ先を募集しますので、ホストファミリーとして、各家庭でも異文化に触れ、国際交流を持つことができます。